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「まず一歩踏み出す」調達DX。ジャムコが「リーナー見積」を選んだ理由と導入効果 

社名

株式会社ジャムコ

従業員数

2,723名(単体:1,210名)〔2025年3月31日現在〕

事業内容

「航空機内装品製造事業」「航空機シート製造事業」「航空機整備事業」「航空機器製造事業」の4つの事業を柱とし、快適な空の旅を支えるサポートをしています。
「技術のジャムコは、士魂の気概をもって」の理念を基に、高シェア製品・特殊工程技術を強みに「あくなき挑戦」と「品質・スピードで」航空機業界を独自の技術力でそれぞれの領域・分野で”No1”を常に目指し、皆さまの快適な空の旅のお手伝いしています。

課題

・紙とハンコによる業務の非効率化
・業務情報のブラックボックス化
・次世代への調達スキルの継承

株式会社ジャムコは、航空機内装品や特殊用途製品など、幅広い製品を提供されているメーカーです。
調達業務の効率化を目指した「リーナー見積」の導入について、これまでの課題やシステム選定の理由、導入時の運用について詳しくお話を伺いました。

■お話を伺った方

株式会社ジャムコ 
航空機内装品事業部 設計部 担当部長 松井 様
航空機整備・製造事業部 機器製造工場 業務計画室 外注グループ 大導寺 様
※所属組織は、インタビュー実施時点のものです。


ー最初に事業紹介をお願いします。

株式会社ジャムコは、1955年に伊藤忠航空整備という名称で創業し、輸入小型機の整備事業からスタートしました。その後、航空機器の製造、航空機内装品の製造へと事業領域を拡大し、現在では航空機内装品事業が売上の約7割を占める主力事業となっています。

この内装品事業では、大型機や中型機向けのギャレー(厨房設備)で約4割、ラバトリー(化粧室)で約5割という高いシェアを誇り、空を飛ぶ多くの航空機にジャムコ製の設備が搭載されています。

整備事業では、防衛省、海上保安庁、警察、防災などの官公庁向け航空機の整備と修理を仙台空港の工場で行っています。また、成田では救助用ワイヤーシステム、緊急脱出用スライド、ホイールなどの整備を手掛けています。
機器製造事業では、調布工場と愛島工場(宮城県名取市)にて航空機用熱交換器、エアバス機向けCFRP製機体部材、民間航空機用エンジン部品などを製造しています。

調達部門の課題は紙とハンコ文化からの脱却と属人化

ー「リーナー見積」導入前の課題を教えてください。

松井様:業務において紙とハンコ文化がスタンダードになっていたこと、業務が個人に依存していて状況がわからないことが課題でした。

従来の業務は紙での業務がメインで、腱鞘炎になりそうなぐらい毎日、事務所に積み上げられている書類にハンコを押す業務がありました。

また、見積業務は基本的にメールで行っていたため、どのような見積を取って、どのような交渉、コミュニケーションをして価格合意に至ったのか、という情報は担当者のメールボックスの中にあります。
そのため、担当者の不在時はどの案件がどこまで進んでいるのかなど、状況が全くわからないという課題がありました。

現状への強い危機感と、システム導入の障壁となっていた「コスト」と「労力」

松井様:当時を振り返ると、「このままだとまずいな」という感覚がありましたし、特に若い世代の担当者は私よりも危機感を覚えていました。
ただ、毎日の業務が忙しくて新しいことを始める時間を取ってあげられず、現状を変えられない、膠着した状態になっていたように思います。

大導寺様:これまでにも、システム化の提案や相談はしていたものの、やはり日々の業務で手がいっぱいですし、どうしても優先度が下がるため、当時は手を付けられる状況ではありませんでした。

松井様:そして我々が持っていた先入観として、やはりシステム導入は費用も大きく、導入時には委託先への説明やサポートに労力がかかるという感覚があり、尚更着手する余裕がなく、閉塞感を皆感じていたと今、振り返って思います。

大導寺様:以前システム導入を実施した際に、社内や委託先さんへの説明や設定、マニュアルの整備、ビデオを撮って説明資料を作った経験があります。言うのは簡単なのですが、実際はものすごくパワーがかかる業務でした。導入時には大きな労力がかかることも障壁になっていました。

若手の積極的な提案がDX推進の決定的なきっかけに

ー調達DXの取り組みが始まった経緯、きっかけを教えてください。

松井様:これまで色々な部署を回っていて、以前所属していた機器製造事業に戻ってきたタイミングというのが背景にあります。
久しぶりに戻ってきた部署で、まだアナログな業務フローになっている現状をみて、解決しなければならない、とにかく何かを進めるべきだと感じました。

大導寺様:松井さんが戻られて、まず第一声で「いつまでこれやってんだ」から始まりました。
いろんな部署での業務を経験された松井さんが戻ってきたことはDXへの取り組みを始めるきっかけのひとつではありました。「ちょっと変えてみよう、やろうよ」と一歩踏み出せる雰囲気になったなと感じています。

松井様:ちょうどそのタイミングで、システムに明るい若い担当者が展示会でリーナー見積を見つけて提案してくれました。今回のDXへの取り組みは、若手の方々が声を上げてくれたことが一番のきっかけです。

システムの使いやすさと、導入時のハードルの低さが決め手

ーリーナー見積導入の決め手を教えてください。

松井様:使いやすいインターフェースとリーナーさんの導入支援が大きな決め手になりました。
リーナーの画面を初めて見た時に、みんなが使いやすい、使うことへのハードルが低いシステムだと感じました。

また、ユーザーからくる問い合わせの窓口対応や、委託先さんへの説明会の実施をリーナーさんが受け持ってくれるなど、導入サポート体制が厚く、導入時の我々の労力を最小限にできる点も大きなポイントでした。

新しいことを始めたいけれど、日々の業務に追われ、始められないという我々の状況に「使いやすさ」と「導入サポートの手厚さ」がものすごくフィットしました。

今回の調達DXの取り組みにおいて、やりたいことを全部やるために、最初から大規模システムでカスタマイズをするという選択肢は考えていませんでした。というのも、現状を変えるために何か始めたかった、何か一歩踏み出したいという考えから着手した取り組みだったためです。
大規模なシステムではなく、まず一歩踏み出すきっかけのシステムとしてリーナーはぴったりでした。

トライアルから本格導入、運用について

ー検討から導入まではスムーズに進みましたか?

大導寺様:委託先さんへ説明資料の作成もトライアル時からサポートいただき、非常に助かりました。実際に使いはじめてみると、思っていたよりもスムーズに対応していただけました。

松井様:本格導入前のトライアルの時点で若い担当者の間で活用が広まっていき、トライアル期間から使う人が増えていました。
特に若い担当者が中心になってどんどん進めてくれていたので、私は「好きにやっていいよ」とよく言っていました。

そして実際にリーナーを活用してみるとすごく面白いです。
例えば、どのような質問が来て、どう回答しているのか、「今3社に見積依頼していて、既に2社から返事をもらえています。」など、今まで見えていなかった業務が見え、業務が変わっていっていることを実際に肌で感じることができました。このようなプラスの変化に応じて、自然と活用が広がっていった感じがします。

ー「リーナー見積」を利用して感じられている効果を教えてください。

松井様:現在、本格導入から約半年が経つのですが「リーナーで見積依頼しているから、よろしくね」と言う会話や、会議中にも「見積を出しているかリーナー見てみよう」など「リーナー」を中心に業務を行っており、また共通言語になっています。このような状況を見て一歩進んだな、という感覚があります。

ー今後どのようにリーナーを活用していきたいですか?

松井様:リーナー見積の活用を通して、業務の可視化、データ蓄積ができる状態になりました。
ただ、本当に大事なのは「貯まったデータをどう使うか」だと考えているので、データの管理や活用が次の課題であり、我々の大きな伸び代の部分だと捉えています。
本当の勝負はこの先かなと思っているので、リーナーさんに相談しながら、どんどん進めていきたいです。



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